最近まで看護学生だったゆとりです。
『学校に行きたいけど、実際いくら必要なのか?』
『貯金ってどれくらいしてたらいい?』
などの金銭面の不安もありますよね。
学費以外の出費も意外と多く、いつの間にか貯金がなくなるという事もあります。
実際に筆者は貯金が尽きてしまい、自分の教育ローンを組みました。
社会人からだと生活費も自分で捻出しなければなりません。
そこで今回は、学費やそれ以外の金銭面に関して記事を書きたいと思います。
この記事を読めば実際に掛かった費用がわかります。
学費
学費は夜間制と全日制の専門学校で変わってきます。
夜間だと3年間で約170万円(入学金・教科書代込み)です。
全日制だと3年間で約300万円必要となります。
各学校ごとで多少変動しますし、看護大学だとさらに高額になります。
決して安くはない学費ですが、将来看護師になる人のために病院の奨学金制度(俗に言うお礼奉公)というものがあります。
この制度は就職予定の病院で数年働くという契約の元、学費を病院側で負担してくれる制度です。
お礼奉公は大体3年間というところが多いですが、病院によって変わります。
しっかり確認しておくことが大事です。
中には『お礼奉公が6年だった』ということも聞きます。
仮に学校を途中でやめたり、就職してもお礼奉公中に退職した場合は返金しなければなりません。
筆者の知ってる人は就職した後に1年で退職したため、一括で返金したそうです。
良い職場に当たれば良いですが、人間関係が悪かったりと環境が悪い職場も実際にあります。
お礼奉公の期間を乗り切る事ができれば病院の奨学金制度は魅力的です。
クラス会費
学校によってはクラス会費というものがありあります。
これは、国家試験の旅費積立や実習先へのお礼品の購入、参考書購入などの雑費です。
学費以外に毎月約5千円の積み立てを行います。
余った分は卒業時に返金してもらえます。
食費
意外と掛かるのが食費です。
筆者は夜間制の学校だったので仕事終わりに直行することもありました。
夜ご飯をコンビニで買ったり、眠気覚ましにコーヒーを買ったりと出費が増えました。
実習に行く際は給食持参です。基本的に学生は院内の売店で買うことはできません。
実習中は遅くまでレポートを書き、朝は早く起きなければなりません。
朝はバタバタで弁当を作る暇が無くコンビニで買ったりするので高くつきます。
学生控室には電子レンジや冷蔵庫もないところがほとんどなので、夏場は腐る可能性があります。
もし胃腸炎にでもなれば即実習停止です。
なので実習先によってはパンを持ってくるよう勧められる場合もあります。
交通費
盲点なのが交通費です。
自家用車で行く場合、実習先に駐車場があるとは限りません。
その時は近くの有料駐車場に停めることになります。
駐車場代は大体24時間で700円〜1000円です。
5日間の実習だと3500円〜5000円かかります。もちろん学校から支給されないので実費です。
意外と結構な金額になります。
実習先が近くにない場合はガソリン代もかかります。
メンバーと乗り合わせの場合、乗せてもらう方はガソリン代を半分払うと揉めません。
宿泊費(実習中)
実習先が1時間以上かかる場合、近くのビジネスホテルに宿泊する人や、長期の実習の時だけウィークリーマンションを借りる人もいます。
筆者は4週間の実習が1時間以上かかる病院でした。
ビジネスホテルやウィークリーマンションも考えましたが、高いんです。
食費なども考えると10万円以上かかります。
結局自宅から通いましたが、23時に寝て4時には起床、5時半には自宅を出るという生活を選択しました。
筆者の先輩に既婚者で家庭がある人がいますが、その方は実習が始まる前に学校付近のアパートを借りるという2重生活をしていたそうです。
実習期間中の生活費
夜間学校は普段は夜に講義がありますが、実習は日中です。
そのため、仕事に行けない期間が半年〜1年あります。
その間の生活費は貯蓄を崩しながら生活していました。
実習中は交通費など他の費用もかかるので普段の生活費よりも多めに準備しておくことをお勧めします。
学生の中には実習中でも土日に仕事を入れている人もいましたが、体力に自信がない人はお勧めしません。
実習中はきちんと休むことも大事です。
まとめ
✔️ 看護学生は学費以外の出費が多い!
✔️ 食費や交通費(駐車場代)が普段よりかかる場合もある!
✔️ 実習期間中はほぼ働けない!
✔️ 貯金は1年間働かなくても余裕があるくらい準備しておくと安心!
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